- 当院の妊活サポート
- 妊活なんでも相談(無料)
- 妊娠へ向けて健康状態を整える
「プレコンセプションケア」 - プレコンセプションケアの具体例
- 今日から始められる妊活とセルフケア
- 内科的アプローチ「母性内科」
- 母性内科の役割
- 仕事はセーブする・休むべき?
妊活との両立
当院の妊活サポート

- いつかは赤ちゃんが欲しい
- 何から始めたらいいのか教えてほしい
- 近々の予定はないけれど、妊娠できる・しやすい身体であるのか知っておきたい
- 妊活をしているけれど、別の角度からもアプローチしたい
上記のようなお悩み・ご希望がございましたら、ぜひ当院にご相談ください。当院の妊活サポートでは、将来の妊娠に備えて心と身体を整える「プレコンセプションケア」、不妊症・不育症や内科的疾患への内科的アプローチを行う「母性内科」などに対応しております。
妊活サポートは、婦人科疾患の早期発見にも役立ちます。
妊活なんでも相談(無料)
妊娠へ向けて健康状態を整える「プレコンセプションケア」
コンセプションとは、「受胎(=腹の中に新しい命を授かる)」という意味です。
そして「プレコンセプションケア」とは、“将来の妊娠を考えながら、女性・カップルが自分たちの身体の調子を整え準備すること”を指します。
足立病院では、さまざまな角度からプレコンセプションケアを行っております。
プレコンセプションケアの
具体例
以下のような項目についてチェックを行い、必要に応じて改善のための治療・ケアを行います。
身体づくり
健康な身体であることは、妊娠・妊娠の継続において非常に重要なポイントとなります。バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレスとの付き合い方などの指導を行います。また太り過ぎ・痩せすぎの方は、生活習慣の改善によって適正体重を目指します。
禁煙
喫煙は妊娠率を低下させ、母体・胎児の健康にも悪影響を及ぼします。妊娠してからではなく、早めに禁煙を開始しましょう。また、受動喫煙も避けるようにします。
飲み過ぎを控える
アルコールは、妊娠率を低下させ、胎児の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。ストレス解消という側面はありますが、飲み過ぎは母体にも悪影響を与えます。
ワクチン接種
感染症予防のために必要なワクチンを接種しておくことは、母体・胎児の健康を守ることにつながります。ワクチンの接種について何かご不安な点がございましたら、お気軽に医師にご相談ください。
健康診断・がん検診を
受ける
定期健康診断はもちろん、がん検診なども積極的に受け、妊娠の妨げとなる問題を早期発見・取り除いておくことが大切です。
歯科検診を受ける
口腔の健康不良が原因となり、妊娠に悪影響が及ぶことがあります。必要な治療・予防に取り組みましょう。特に症状がなくても、3カ月に1回程度は歯科検診を受けてください。
葉酸が不足している場合の補給
葉酸は、胎児の先天性異常(神経管欠損などの)リスクを減らすために重要な役割を果たす必須栄養素です。食事、また必要に応じてサプリメントで補給します。
ストレスの軽減に努める
多大なストレスは、妊娠の妨げになることがあります。ストレスとうまく付き合う・小まめに解消することが大切です。その方法について、指導・アドバイスを行います。
今日から始められる
妊活とセルフケア
妊娠に向け、できることからセルフケアを始めていきましょう。
基礎体温を測定・記録する
基礎体温を測り月経周期を把握することで、排卵日の予測ができます。すぐに妊娠するつもりがない場合も、練習や体調管理のためと考えて測定・記録してみることをおすすめします。
健康な身体づくり
バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠による身体づくりに取り組みましょう。太り過ぎ・痩せすぎはどちらも妊娠のしにくさにつながることがあります。BMIを20~24のあいだでコントロールすると、排卵障害や不妊のリスクが少なくなると言われています。
ご夫婦での禁煙
喫煙は、女性ホルモンの低下につながります。また卵子の老化・流産リスクの上昇・精子のDNA断片化・受精能力の低下との関連を指摘されています。夫婦で揃って、今から禁煙を始めましょう。
体外受精においても、喫煙者の妊娠率は非喫煙者の半分程度に留まると言われています。
規則正しい生活リズムを
つくる
睡眠時間を十分に確保しながら、起床時間・就寝時間・食事の時間をできるだけ一定にする、三食をきちんと摂るといったことで、規則正しい生活を送りましょう。
規則正しい生活は、体調や心の安定だけでなく、ホルモンバランスの改善などにも役立ちます。
定期的に検診を受ける
妊娠前には、必ず婦人科検診を受けましょう。婦人科疾患の早期発見にもつながります。
健康診断、歯科検診、人間ドックなども大切です。
内科的アプローチ「母性内科」
当院では、妊娠前からの身体づくり・コンディションのチェックのためのプレコンセプションケアや、必要に応じて母性内科での診療を行っています。
内科疾患のある方には妊娠前から、不妊症・不育症と診断された方にはその後速やかに内科的アプローチを行い、安心して健やかな妊娠・出産が迎えられるようサポートします。
担当医 平松 ゆり
「健康な赤ちゃんは健康なお母さんに宿る」という信念を持ちながら、妊娠を希望される方、妊婦さん、産後の女性の健康を守るための医療を提供いたします。
早期から心と身体の準備をしておくことで、安心して妊娠や出産を迎えられるよう、精一杯サポートさせていただきます。何でも、お気軽にご相談ください。
所属学会
日本内科学会
日本リウマチ学会
日本母性内科学会
日本女性医学会
資格
医学博士
日本内科学会認定医
日本リウマチ学会専門医・指導医
母性内科学会幹事
母性内科の役割
母性内科では、赤ちゃん・子どもの将来の健やかな成長を見据えた、お母さんの健康づくりを内科的観点からサポートします。
妊娠前に
- 妊娠・出産を安心して迎えたい方への健診・相談
- 内科疾患のある女性の妊娠前からの管理
- 不妊症・不育症の方、以前に何らかの妊娠合併症を経験された方に対する内科的管理
妊娠中に
- 妊娠合併症を発症した場合の、産科と連携した内科的管理
- 内科疾患を持つ方の管理
出産後に
- 妊娠合併症を発症した方に向けた、長期的な健康を考えたフォローアップ
- 内科合併症妊婦から産まれた子どものフォローアップ(新生児科・小児科と連携します)
- 産後の体調管理
診察日
水曜 午前中
※院内からの紹介の場合のみとなります。
仕事はセーブする・休むべき?妊活との両立
妊活・不妊治療の内容によっては、医師からの指示によって、仕事をセーブする・休む必要が生じることがあります。
特に以下の点を考慮しながら、無理のない範囲で仕事・妊活を両立しましょう。
妊活の内容や治療の
ステージによって調整する
タイミング法、排卵誘発などの場合、基本的に大きな制限はありません。ただし、排卵誘発剤の影響によって、体調が悪くなることがあります。
人工授精や体外受精(IVF)などの場合、治療スケジュールに合わせて、仕事の調整が必要になることがあります。特に採卵・移植の前後は、身体と心を休めるため、仕事をお休みになることおすすめする場合があります。
体調を考慮して調整する
妊活中の治療、薬の影響によって体調が悪くなることがあります。
ホルモン治療による副作用が出ている場合、採卵後の腹部不快感がある場合など、無理をせずお休みになることをおすすめします。
ストレスの種類や大きさを考える
妊活中は、多くの方がストレスに敏感になっています。そのストレスの原因が仕事にある場合には、セーブする・休むことをおすすめする場合があります。
特にストレスを感じない、むしろストレスの発散になっている場合には、休むことが逆にストレスになることがあるため、個別に判断します。
医師の指導・アドバイスに従う
医師から特別な指示があった場合には、必ずその指示に従いましょう。
たとえば体外受精後、一定期間の安静が必要となります。
職場との調整によって、
無理なく働けることも
近年は、妊活中の人の時短勤務・在宅勤務などを許容してくれる会社が増えています。ただ、当然の権利のように主張すると、トラブルやストレスの原因にもなります。
勤務形態の調整を希望される場合、適切な方法で、適切なタイミングで上司に相談してみましょう。当院では、職場に配慮をお願いする「不妊治療連絡カード」を発行しています。
伝え方などに困りでしたら、お気軽にご相談ください。