すべての女性に生涯笑顔で 過ごしてもらいたい
こころとからだの健康のために、もっと気軽に、もっと安心して検診を受けてほしい。
足立病院では、専門の医師、技師(全員女性)と最新の設備を整えて、乳がん検診の普及に努めています。
乳がんの早期発見には定期的な検診が必須です
日本人女性のがんで最も多いのが乳がんです。その罹患率は9人に1人と言われており、近年増加傾向にあります。
乳がんは早期発見・早期治療すれば根治できるといわれています。
ですが、初期には症状がほとんど現れないことが多いため、早期発見するには、定期的な乳がん検診の受診が大切です。
乳がん検診を受けられる方は、京都市中京区にある足立医院へお越しください。
マンモグラフィ検査、乳房超音波検査(エコー)などの検診が受けられます。
乳がん検診はすぐに必要?
女性の乳がんは増加傾向にあり、2018年には乳がんによる死亡数は約14,000人となっています。
そして30~64歳の方での死亡原因の1位です。
このように乳がんは女性が特に注意しなければいけない病気の1つで、早期発見・早期治療のためには乳がん検診の受診が大切です。
40代以上の女性はもちろん、20~30代の女性でも乳がんが不安な方、気になる症状がある方などは、積極的に乳がん検診を受けるようにしましょう。
定期的な乳がん検診の受診が、ご自身の身体を乳がんから守ることに繋がります。
乳がん検診の検査の内容
マンモグラフィ検査
乳房専用のレントゲン検査です。厚みのある乳房は通常のレントゲン検査では異常を発見しにくいため、乳房を圧迫板で挟んで撮影します。圧迫板で挟んで薄く広げることで、病変が鮮明に写しだせるようになるだけでなく、被ばく線量も少なくすることができるようになります。乳がん検診として唯一、乳がんの死亡率を低下させられることが証明されている検査です。
超音波(エコー)検査
乳房に超音波を照射して、そのはね返り(エコー)を画像化して乳腺の状態を確認する検査です。
被ばくはなく、痛みや圧迫感もない検査ですので、安心して受けていただけます。
現在、乳がんを正確に診断するためには、マンモグラフィ検査だけでなく、乳房超音波検査(エコー検査)も併せて行うことが大事だと言われています。
当院で行う乳がん検診
保険診療
しこりなど気になる症状がある方、経過観察中の方は、保険診療での検査・診察が可能です。
※他院で経過観察中の方、健診にて要精密検査の方は、画像データ(マンモグラフィ・超音波画像)を持参しご受診下さい。
自費診療
自覚症状がない方の乳がん検診は自費診療となります。
対象となる方
自覚症状がないが、早期発見のために検査を希望される方
検診の内容
30歳以上の方
マンモグラフィ検査・超音波検査・視触診
29歳以下の方
マンモグラフィ検査・超音波検査・視触診もしくは 超音波検査・視触診
自費乳がん検診 費用
検診内容 | 料金 |
---|---|
マンモグラフィ | 6,050円 |
超音波(エコー)検査 | 5,500円 |
マンモグラフィ+エコー検査 | 11,000円 |
企業検診
当院と契約されている企業様向けの検診となります。
お勤め先の担当部署にお問合わせください。
妊婦乳がん検診
当院に通院されている妊婦さんが対象となります。
市民健診(京都市民乳がん検診・京都府管外乳がん検診)
足立医院は京都市による「乳がん検診の指定医療機関」で、当院で市の乳がん検診が受けられます。
乳がん検診の受診をご希望の方は、お気軽にお問合せください。
乳がん検診センター:075-221-7431
対象となる方
京都市民で40歳以上の女性
受診の頻度
2年に1回
検診内容
マンモグラフィ検査
費用
1,300円(税込)
*京都市民以外の方で、京都府管外制度を利用し受診をご希望の方はお住まいの市区町村担当課までお問い合わせください。
よくあるご質問
まず問診票に症状や家族歴などをご記入いただきます。
次にマンモグラフィになります。マンモグラフィは乳房を左右片方ずつ2方向から撮影します。
続いて超音波検査を行い、診察室にて画像結果をご説明いたします。
服装は上下のセパレートがおすすめです。
乳がん検診の際は、制汗剤使用はお控えください。また月経前は女性ホルモンの影響で乳腺への血流が増し、乳腺組織も増殖傾向にありますので、全体に乳腺が腫れているように触診では感じられます。検診時期は月経後がおすすめです。
乳房の内部は主に脂肪と乳腺組織からできており、乳腺組織が多く存在している状態を「乳腺濃度が高い」といいます。
乳腺濃度の高い人のマンモグラフィは真っ白にみえます。しこりも白く写るため「乳腺濃度」の高い人ほど腫瘤を見つけにくくなるのです。乳腺濃度が高い乳房のことを英語で「デンスブレスト(dense breast)」といいます。
デンスブレストはがんをみつけにくい上に、乳がんの発症リスクが高くなります。その場合、超音波検査が乳がんの発見に役立つことがあります。
マンモグラフィでは乳腺も乳がんも白く描出されますので、その区別が難しいのに対して、超音波検査では、乳腺は白く、多くの乳がんは黒く描出されるため比較的発見しやすいという利点があります。デンスブレストの方は、超音波検査の併用をおすすめします。
マンモグラフィで乳房が浴びる吸収線量は1〜2mGy(実効線量では0.05〜0.15mSv)です。
私たちは日頃から、宇宙線や大地、体内の放射能などから気付かぬうちに年間約2.40mSvの自然放射線を浴びています。東京からサンフランシスコまで飛行機で移動する際には0.038mSvもの自然放射線による被ばくを受けます。自然放射線による被ばくのことを考えると、マンモグラフィによる被ばく量では人体に何らかの影響を及ぼすことは決してないと言えます。
基本はマンモグラフィ+超音波検査をお勧めします。
40歳未満では乳腺が発達しているためマンモグラフィ検診を受けても乳腺の異常がわかりにくく、エコー検診の方が異常を発見しやすい場合があります。また40歳代では、超音波検査をマンモグラフィと併用するとマンモグラフィ単独より多くの乳がんがみつけられることがわかっています。
超音波検査は、マンモグラフィのように微細な石灰化を写すことには適していませんが、小さな病変を見つけることができ、痛みはなく、X線を使わないので妊娠中でも検査が可能です。
妊娠中に不必要なX線撮影はしないという考えから、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある場合には、被ばくの影響のない超音波検査がよいでしょう。
授乳中でもマンモグラフィ撮影は可能ですが、乳汁により乳房の状態の把握が難しくなることが多いため、まずは超音波検査をおすすめします。
妊娠中や授乳中は、乳腺が発達して胸が張るため、乳がんの発見が遅れやすいので、何か気になる症状があれば受診しましょう。断乳後の定期検診の再開が望ましいです。
マンモグラフィは圧迫板で乳房をはさんで撮影するため、痛みを感じることがあります。圧迫は診断に必要なよい写真を撮るために重要であり、また放射線の被ばく量を軽減します。
圧迫される時間は数秒程ですが、痛みには個人差があるため、激しい痛みや耐えられない痛みを感じた場合は無理をしないで、放射線技師に伝えてください。
月経前は女性ホルモンの影響で乳腺への血流が増し、乳腺組織も増殖傾向にあるので、全体に乳腺が腫れているように触診では感じられます。
生理後の方が、乳房の張りが減ってマンモグラフィ、超音波検査などわかりやすいので生理後の方がおすすめですが、生理中でも検査は可能です。
自治体の検診は厚生労働省の指針に従って、40歳以上の女性に2年に1回のマンモグラフィ検診を行っているところが多いです。乳腺外科クリニックでは任意検診として1年に1回のマンモグラフィ+超音波検査を推奨している施設も多いです。
乳がんにかかる人は30代から増加し始めますので、30歳になったら、どのような検診を受けるべきか医師に相談して、ぜひ検診を受けてください。
また20代でも血縁に乳がんの方がいるなどのリスクが高い方は検診を受けることをおすすめします。
超音波検査のみ検査可能です。安全のため、問診時に申告をお願いいたします。
お子さまの安全のため、院内託児をご利用いただいております。詳しくはお電話にてお問い合わせください。
可能です。予約時にお伝え下さい。