思春期外来

思春期外来とは

思春期外来小学校高学年から高校生くらいまでの時期を一般に「思春期」といいます。第二次性徴、心身のさまざまな変化によって、デリケートなお悩みを抱えやすい時期です。
いわゆる反抗期と重なることも多く、素直に家族に相談できず、1人で抱え込むケースも少なくありません。このような状態が続くことは、ご本人にとって大変辛いことです。
当院では、思春期にあたる女子が抱える、心身のお悩みに対応する思春期外来を開設しております。どうぞ、お気軽にご相談ください。
ご本人様のみの受診であっても、保護者様が同伴してくださっても結構です。

このようなお悩みはございませんか?

月経のお悩み

月経不順・無月経
  • 15歳を迎えたが初潮がこない
  • 月経が90日以上来ていない
  • 出血が2週間以上続いている
  • スポーツ、ダイエットなどにより月経が止まっている
  • 月経の周期が短い
月経痛(生理痛)
  • 月経時の腹痛、頭痛がひどい
  • 自宅、学校での生活に支障が出るほど痛い
月経前症候群(PMS)
  • 月経前になると、心身の不調に見舞われる
  • 気分の落ち込み、眠気、集中力低下、イライラなどの症状がある
  • ほてり、食欲不振・過食、めまい、倦怠感などの症状がある
  • 腹痛、頭痛、腰痛、乳房の張りなどの症状がある

肌荒れのお悩み

  • にきびが目立つ
  • 肌荒れ

その他、体の不調

  • 下痢、便秘
  • 子宮・膣の形態異常
  • 無理なダイエットで体調を壊した
  • 性感染症になったかもしれない
  • 身体が冷える

治療方法

生活習慣指導

食生活の乱れ、運動不足、過度の運動、睡眠不足などがあれば、その改善のための生活習慣指導を行います。
また、食事を摂らないなどの無理なダイエットはやめなければなりません。

薬物療法

薬物療法生活習慣指導だけでは改善が見込めない場合には、低用量エストロゲン、プロゲスチン配合剤、黄体ホルモン剤、鎮痛剤、漢方薬などを用いた薬物療法を行います。
病態・症状に合わせた処方を行いますので、ご安心ください。

自分で行える対策方法

以下のような方法で、症状が改善することがあります。保護者様の協力を得て、取り組んでみましょう。
症状が改善しない場合には、お早目に当院にご相談ください。

食事の改善

食事の改善

  • 冷たいものを摂り過ぎない(夏場は特に注意)
  • EPAやDHAを豊富に含む青魚を食べる
  • ビタミンE、ビタミンB6、マグネシウムを含む食品を食べる
  • 量を食べ過ぎない
  • 食事を抜くといった無理なダイエットをしない

ストレスの軽減、十分な休養

ストレスを溜めない

  • 趣味、スポーツなどでストレスを解消する
  • しっかりと休養する
  • 睡眠時間をしっかりとる
    ※「若いから疲れない、ストレスが溜まらない」ということはありません。

冷え予防

湯船につかる

  • シャワーだけでなく、できるだけ湯船に浸かる
  • ぬるめの湯船に、少し長めに浸かる
  • 暑い時は脱ぐ、寒い時は着るという衣類の調整をする
  • 汗をかくことを嫌がらず、適度に運動をする