「お産は痛そうで怖い」「一人目が痛かったからもう嫌」と思っている妊婦さんは、是非、無痛分娩を選択してください。 足立病院では、麻酔科、産婦人科、助産師の協力で、いつでも安心して無痛分娩を受ける事が出来ます。 産科医が麻酔、お産、赤ちゃんの全てを診ることで起こる事故を防ぐため、麻酔科専門医が麻酔を担当している数少ない病院です。

足立病院での無痛分娩

「せっかく妊娠したのに、出産の痛みを想像すると心配で心配で…」「一人目の出産の時の痛みがトラウマで二人目のお産になかなか前向きになれない」
妊婦さんの中から、そんなお話をよく耳にします。
足立病院では分娩時に麻酔の薬を用いて陣痛を和らげる無痛分娩を選択することができます。
当院では、腰からカテーテルを脊髄の近くにある硬膜外腔へ挿入し局所麻酔薬と鎮痛薬を投与する硬膜外麻酔または脊髄くも膜下併用硬膜外麻酔を用いています。この方法では脊髄神経の近くに薬を届けるため鎮痛効果は高く、お母さんが眠くなることはありません。また、薬が胎盤を通って赤ちゃんへ届く心配もほとんどありません。24時間365日みなさんの陣痛に合わせて、麻酔科医が担当させていただきます。興味のある方は、ぜひ無痛分娩教室へご参加ください。

無痛分娩ではお産の痛みが軽減されます。もちろん、痛くないお産だから赤ちゃんに愛情を感じないということはありません。一方、無痛分娩では陣痛が弱くなるために分娩時間が長くなり、吸引分娩（鉗子分娩）になる割合が高くなると言われています。 無痛分娩のメリットとデメリットをよく知り、ご自分に合った分娩方法をお選びいただければと足立病院では考えております。

平成30年3月に出された「無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言」を受けて、無痛分娩関係学会・団体連絡協議会（JALA）が発足されました。
当院では、JALA の趣旨に賛同し、無痛分娩（硬膜外分娩）に関する分かりやすい情報公開に努めていきます。

足立病院では10年前より、麻酔科医の立会いの下、万全の態勢で無痛分娩に取り組んできました。安全を重視した体制づくりに努め、上図のように実施件数を伸ばしてきています。2018年に24時間無痛分娩を受けられる体制が整ったことで、実施件数は今後大きく増える予想です。

足立病院では、21名の産婦人科医と、8名の小児科医、6名の麻酔科医、87名の助産師が、皆さんのお産に対する様々な思いを受け止めるために、協力しながら働いております。同時に、妊婦さんや赤ちゃんの安心、安全にも最大の注意を払っております。院内助産院では、担当の助産師が外来から、入院、出産までのお世話をいたします。また、無痛分娩をご希望される妊婦さんのために、麻酔科専門医がいつでも対応できる体制をとっている数少ない病院です。

足立病院は、すべての方のよりよいお産をお手伝いいたします。